レッズがナショナルズから通算64勝右腕・ロアークを獲得

日本時間12月13日、レッズはナショナルズと1対1の交換トレードを成立させ、25歳の右腕、タナー・レイニーとの交換で今季9勝、通算64勝をマークしている32歳の右腕、タナー・ロアークを獲得したことを発表した。今オフ、先発投手の補強に向けて精力的に動いているレッズは、ロアークを獲得したあとも、ダラス・カイケル、マーカス・ストローマン、マット・ハービーといった先発投手の獲得に向けて動いているようだ。

レッズが獲得したロアークは、2014年に15勝、2016年に16勝をマークするなど、ナショナルズの強力先発ローテーションの一角を担ってきた右腕である。今季は31試合(うち30先発)に登板して9勝15敗、防御率4.34と不本意な成績に終わったものの、180回1/3を投げるなど、先発ローテーションの一角として最低限の役割は果たした。前述のとおり、2014年と2016年に「15勝以上&防御率2点台」をマークした実績があり、復調すればレッズにとって大きな戦力となるだろう。

一方、ナショナルズへ移籍するレイニーは、今季メジャーデビューを果たしたばかりのリリーフ右腕である。メジャーでは8試合に登板して防御率24.43、WHIP3.57と悲惨な成績に終わったものの、AAA級では44試合で7勝2敗、3セーブ、9ホールド、防御率2.65、奪三振率11.47の好成績をマーク。A+級とAA級でプレイした2017年には奪三振率15.10をマークするなど、三振奪取能力は非常に高く、制球難(今季AAA級で与四球率6.18)さえ克服できれば大化けが期待できそうだ。

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