冬の移籍市場オープンまで3週間ほどとなった。
ここでは、『sportskeeda』による「キャリアを復活させるために、1月に移籍する必要がある3人の選手」を見てみよう。
イスコ(レアル・マドリー)
CL3連覇を成し遂げたジダンのレアルにおいて、中心人物のひとりだったイスコ。ハメス・ロドリゲスがチームを去らなければいけなかった理由も、彼が君臨していたからだ。
だが、イスコはまたもレアルにおいて隅に追いやられることになってしまった…。彼を寵愛したフレン・ロペテギが解任され、サンティアゴ・ソラーリが監督に就任すると、その立場は一変。4-3-3を好む新指揮官のシステムでは、居場所がないのだ。
26歳と今まさにピークを迎えているだけに、自分が特別な選手であることを示すためにも、毎週プレーする必要がある。プレミアリーグの列強が興味を示しているというが…。
メスト・エジル(アーセナル)
アーセナルでジェットコースターのようなキャリアを送っているエジル。天才パサーとしてリーグの主役にあったが、今では脇役となってしまっているのだ。
アーセナル史上最高給の選手でもある彼は、キャリアの岐路にある。ウナイ・エメリ新監督はオフザボールと労働倫理を重視しており、自らのシステムにフィットしない選手を除外することも躊躇わない。
エジルは気分が乗っている時にしか輝かない驕った選手だと言われてきた。彼はエメリが好むシステムにハマらない。ハイプレッシングをしかける今のアーセナルにおいて、エジルは場違いな存在だ。
30歳になった彼はあと数年は輝けるはずで、引き取り手には事欠かないだろう。そのひとつがヴィッセル神戸とされているが…。
アルバロ・モラタ(チェルシー)
控えめに言って、ロンドンへの移籍は期待されたほどうまくはいっていない。今の彼は自信に欠けており、かつての自分の影のようになってしまっている。
レアルやユヴェントスで愛された得点嗅覚に優れたストライカーは、スタンフォード・ブリッジで大きなプレッシャーを受けて、路頭に迷っているようだ。
チェルシーでのスタートは素晴らしかったのだが、怪我から戻ってきた後はまるで別人になってしまった。
サッリ新監督の速くて流動的な「ボールスタイル」において、オリヴィエ・ジルーはスローすぎるため、モラタのキャリアに新たな風が吹き込まれたかに思えた。だが、そうはなっていない。
ゴール欠乏症に陥っているモラタが先発すると、2列目の選手にプレッシャーがかかり、いつもチームは苦戦している。
移籍するのが全ての関係者にとっていいことに思える。彼はまだ若く、リズムを取り戻して復調するには時間が必要だ。プレッシャーの少ないチームへの移籍ならうまくいくかもしれない。