リフレッシュセンター指定管理者議案 相模原市議会委で否決

 相模原市議会は13日の民生委員会で、市立さがみ湖リフレッシュセンター(相模原市緑区)の指定管理者指定についての議案を賛成少数で否決した。指定管理継続を求めている業者の会計事務に誤りが見つかったためで、20日の本会議でも否決される見通し。

 会計事務の誤りが指摘されたのは、ビル・マンション管理の「ウイッツコミュニティ」(同市中央区)。同社を巡っては、市営住宅の指定管理者に同社を指定する議案が今議会に提出されたが、12日の建設委員会でも同様の理由により否決されている。

 民生委員会の委員は、同センターの過去の帳簿に領収書や請求書がない金額が記載されていたほか、1万円の収入を千円と間違えて記入するといった誤記載を問題視。また、本社管理経費が委託費や修繕費の項目に誤記入され、2018年3月分の非常勤職員賞与が収支決算書に記載されていないなど、複数の誤りも指摘した。

 委員会では「正確な書類をつくるのが大前提」などの意見が出された。

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