ウナイ・エメリ新監督のもとで生まれ変わりつつあるアーセナル。そのなかにおいて、MFメスト・エジルの立場は微妙なものになっている。
今年2月に契約を延長したばかりだが、ここにきて退団説が囁かれるようになってきたのだ。
ここでは、『sportskeeda』による「アーセナルがエジルの代役にしうる5人の候補」を見てみよう。
イスコ(レアル・マドリー)
現在世界最高の攻撃的MFのひとりであるイスコ。アーセナルにとっては夢のような補強になるはず。
彼は素晴らしいドリブルと驚異的なビジョンを兼備したテクニックに優れた選手だ。ガナーズの中盤に創造性を注入できる存在であり、タイトな状況においてスペースを見つけ出すその能力は頑強な守備を壊す手助けとなるはず。
エジル同様にクラブでの立場が微妙になっているイスコ。1月退団説も浮上しているものの、人気選手であるため、アーセナルとしては相当な出費が必要になるだろう。
ユリアン・ドラクスラー(PSG)
彼は度々アーセナル移籍が噂されてきた選手だが、これまで実現することはなかった。
ただ、エメリはPSGの前監督であり、ガナーズはドラクスラー確保に向けていい位置にいる。
素晴らしい才能を持つ逸材であり、ウィングでも攻撃的MFとしてもプレー可能。
ドリブルとシュートが主な特性であり、両足を使えることも強み。ただ、彼もまた熾烈な獲得レースになるだろうが…。
ナビル・フェキール(リヨン)
リーグアンで最高のアタッカーのひとりであるフェキールは、アーセナルにおけるエジルの代役として最適なチョイスだ。
彼はアジリティに優れるだけでなく、意外なことに屈強さも備えている。“10番”として地位を確立したが、より前目でも両サイドでもプレー可能だ。
特に右寄りでプレーした際にはその能力をフルに発揮し、カットインから容赦なくゴールを狙う。また、そのスピードとドリブルスキルを駆使して相手を抜き去るのも好む。
カイ・ハヴァーツ(レヴァークーゼン)
彼はこれまで最高のタレントを輩出してきたドイツにおける最新作だ。
レヴァークーゼンの最年少デビュー記録、そして最年少ゴール記録も持つ。さらに、最年少でブンデスリーガ50試合出場も果たしている。
天賦の才を持つ19歳のレフティはエジルと比較されてきた選手だ。運動能力があり、パスが出せ、ゴールも奪える。
スソ(ミラン)
彼がセリエAでブレイクするのを見て、リヴァプールファンたちは退団を悔いたはずだ。
2015年にミランに移籍したスソは、イタリアで最も輝いているスターのひとりになった。そのハイパフォーマンスによって、ついにスペイン代表デビューも果たした。
攻撃的MFとしても、ウィングとしてもプレー可能であり、セットプレーでは左足が火を噴く。テクニック、ドリブル、ビジョンも申し分ない。
ただ、昨季に新たな契約にサインしたばかりであり、獲得は簡単ではないだろう。