佐世保東翔高美術部 13人の個性きらめく

 県立佐世保東翔高美術部による卒業制作展が14日、佐世保市島瀬町の島瀬美術センターで始まった。16日まで。3年生部員13人が思い思いのテーマで描いた絵画約80点が並ぶ。
 テーマは「Tosho Dinner」。レオナルド・ダビンチの絵画「最後の晩餐(ばんさん)」に描かれた13人の人物と部員を重ね合わせ、名画と同じように一人一人の個性やストーリー性をそれぞれ表現した。
 授業や部活動で手掛けた油絵や水彩画、ポスターなどの力作を展示。本年度の県展で野口彌太郎賞に輝いた洋画(井上祥子さん)をはじめ、各賞の受賞作品も並べた。
 副部長の網打なつはさん(18)は「3年間の集大成。1年生のときの作品もあり、成長の過程も見てもらえたら、うれしい」と語った。

美術部員の力作が並ぶ卒業制作展=佐世保市、島瀬美術センター

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