飲酒運転“ダイコン絶”へ 米兵ら大根配布で安全PR 横須賀

 飲酒の機会が増える年末・年始を控え、横須賀署などは14日、京急線横須賀中央駅周辺で交通安全キャンペーンを行った。米軍関係者も参加。飲酒運転を「大根絶」するため、三浦産のダイコン約600本を配った。

 毎年恒例のキャンペーンには、署員や横須賀交通安全協会のメンバーら約60人が参加。米海軍横須賀基地司令官のジェフリー・キム大佐ら米軍関係者約20人も駆け付け、「飲酒運転をなくそう」と呼び掛けながら、駅利用者らにダイコンを配った。

 鑓溝裕也署長はキャンペーンを前に「年末年始にかけ、飲酒運転の増加が懸念される。飲酒運転撲滅の願いを込めてダイコンを配ってほしい」とあいさつ。

 キム大佐は「横須賀基地では年間約5千人が新たに運転免許証を取得する」とし、「交通安全教育は私たちの重要な任務。このような活動に参加できることに感謝している」と述べた。

ダイコンを配る米軍人=京急線横須賀中央駅前

© 株式会社神奈川新聞社