逗子市長選16日投開票 財政や病院誘致が争点

 任期満了に伴う逗子市長選は16日、投開票される。立候補しているのは届け出順に、いずれも無所属で、新人で工務店会長の桐ケ谷覚氏(69)、現職で4期目を目指す平井竜一氏(52)の2人。前回市長選は無投票で、選挙戦は8年ぶり。

 人口減や高齢化が進む市の、財政対策や総合病院誘致などが主な争点になっている。

 桐ケ谷氏は経営者の視点を生かし、「個人市民税のみに頼らず、企業誘致と起業支援を組み合わせて税収増を図る」と主張、経費の削減も掲げている。

 平井氏は個人市民税の安定確保を重視。「子育て世代の移住促進に取り組み、人口の社会増につなげる」とし、新たな税制度導入の検討にも言及している。

 8日現在の有権者数は、5万789人(男2万3552人、女2万7237人)。 

◆立候補者(届け出順)

 ・桐ケ谷 覚  69  工務店会長  無新 

 ・平井 竜一  52  市長  無現(3) 

 【読み方】氏名、投開票日現在の満年齢、現在の主な職業・代表的肩書、所属党派(無=無所属)、現職・新人の別、当選回数

(左)平井竜一氏、(右)桐ケ谷覚氏

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