理科研究の成果を展示 横須賀で児童らが発表

 横須賀市内の児童・生徒や研究機関などが手掛けた理科学習や理科研究の成果計約50点を一堂に展示するイベントが、市文化会館(同市深田台)で開かれている。同会館などを会場に14日から始まった「みんなの理科フェスティバル」の一環で、17日まで。

 同会館の市民ギャラリーで、通学路の熱中症の危険性を調査した小学生の取り組みや、恐竜や動物の足跡化石から歩行速度を計算した高校生の研究などを紹介。サバに寄生するアニサキスを2千匹以上採取した高校生の研究では「家庭用冷蔵庫でアニサキスを死滅させるには、6時間以上冷凍(マイナス15度)させる必要があることが分かった」と考察を述べていた。

 横須賀市に住む会社員の男性(62)は「子どもたちの着眼点の鋭さには感心する」と話していた。

 16日は午前と午後の2回、出展者による発表会が開催される。入館無料。午前9時半から午後7時まで。問い合わせは、同会館電話046(823)2950。

子どもから大人までさまざまな理科研究の成果を展示するイベント=横須賀市文化会館

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