コマツ産機(本社・金沢市)は、高張力鋼板(ハイテン)に対応した新型のレベラーフィーダ「SF100H―1」を開発し、今月から販売を開始したと発表した。
新レベラーは板厚0・5~6ミリメートルに対応し、従来は取り扱いが難しかったハイテンの矯正も可能とした。引張強度1180メガパスカル級の場合、板厚1ミリで板幅564ミリまで矯正できる。
機体は新構造の自走式オープナーを搭載し、コイルの先端を通板しやすくした。また3月に発売した新型サーボプレス「H2FM」と同期運転することで生産性が従来機より3割向上するという。
対応板幅は最大1千ミリで、価格は6千万円。今後600ミリ、800ミリ、1300ミリの対応機種もシリーズ化する予定で、同シリーズで年間20台の販売を目指していく。