豊田通商は14日、連結子会社である豊通シスコムの一部事業を会社分割し同日設立した分割準備会社へ継承することを決め、19年4月1日付で同社社名を豊田通商システムズに変更すると発表した。
同社グループは自動車産業が構造転換期を迎える中、かねてからモビリティ分野の体制整備を推進。子会社が各事業分野に特化し、機能強化を図るため会社分割を決めた。
4月1日以降、豊田通商システムズはトヨタグループを中心とする企業に対するICTサービスを手掛け、製造・設計分野でのIoT、クラウドといった最新テクノロジーの導入、モビリティ分野におけるセキュリティープラットフォームの提供に関するサポートを行う。
14日に設立した分割準備会社「豊通シスコム」は、豊通グループのIT子会社として基幹システム、インフラネットワークの開発や保守運営などを担う。