プールの給水栓閉め忘れ 綾瀬市教委、損失100万円余

 神奈川県綾瀬市教育委員会は17日、市立綾西小学校(綾西1丁目)で屋外プールの給水栓の閉め忘れがあり、20日間ほどにわたって水が流出し、約108万円の上下水道料金の損出があったと発表した。

 市教委によると、10月3日に30代の担当職員が塗装補修の調査のため、プールの水を排水。作業開始予定の11月15日までの間、従来通り消防水利を確保する目的で10月10日午後3時ごろから給水を開始したが、満水まで約8時間を要するため、学校職員に給水栓の閉鎖を依頼して帰庁、翌日以降に最終確認を怠った。

 同29日に巡視中の学校職員が、受水槽から流水の音がしたため給水状態のままであることに気が付いて発覚。約3900立方メートルの水が流れ出た。学校側は止水の依頼は受けていなかったという。

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