バイエルンはリヴァプールのスピードについてこれるか 「やりやすい相手」

ベスト16でバイエルンと対戦するリヴァプール photo/Getty Images

17日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦の抽選会が行われ、面白いカードが次々と実現した。特に興味深い対戦はバイエルン対リヴァプールではないだろうか。リヴァプールを指揮するユルゲン・クロップはバイエルンのことをよく理解しており、ロベルト・レヴァンドフスキやマッツ・フンメルスなどドルトムントで指導した選手たちとの再会もある。

実力的にも両チームの対戦は面白いものになるはずで、ベスト16の中でも1、2を争う注目カードと言っていい。ポイントはバイエルンの経験、リヴァプールの勢いだろうか。英『FourFourTwo』によると、難しい対戦ながらリヴァプールOBのスティーブ・マクマナマン氏はリヴァプールが突破する可能性が高いと見ている。

マクマナマン氏は、「ポルトを悪く言うつもりはないが、これは我々が望んでいたカードではない。ただ、悪くない。バイエルンは過去のチームとは違う。見下すことはないが、今季のブンデスリーガで彼らは以前と違うことを証明しているからね。彼らには大きな経験があるけど、私は若くて活発でスピードもあるリヴァプールにとってやりやすい相手だと思う」と古巣の勝ち上がりを信じている。

グループステージではナポリもリヴァプールのスピードに苦労していたが、バイエルンの最終ラインもスピードに不安を抱えている。リヴァプールの攻守の切り替えの速さにどこまでついてこられるかが試合のポイントとなるだろう。ブンデスリーガと同じようにハイラインを維持して戦うと一気に裏を取られてしまうかもしれない。

どちらもベスト16で消えるようなクラブではないが、この「赤の戦い」を制するのはどちらなのか。ベスト16の中でも最も見逃せないカードだ。

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