「LIFE！スペシャル　忍べ！右左ヱ門」座長・内村光良　「俺の殺陣は堤真一さんと伊藤健太郎くんの前哨戦（笑）」

「LIFE！スペシャル 忍べ！右左ヱ門」座長・内村光良 「俺の殺陣は堤真一さんと伊藤健太郎くんの前哨戦（笑）」

「LIFE！～人生に捧げるコント～」（NHK総合）が手掛ける時代劇コメディーに出演される豪華キャストにインタビューを敢行！ 元忍者の右左ヱ門役に扮した座長・内村光良さんを直撃取材しました！

──今回、忍者ということでアクションシーンが多いですが、いかがでしたか？

「堤（真一）さんと（伊藤）健太郎くんの殺陣が格好良くて、格好良くて。全然、俺の殺陣と違う（笑）。俺のはなんかバッタバタしているんですよ。ドン・フライと高山戦（2002年6月23日の『PRIDE.21』で行われたフライと高山善廣の大激闘）みたいな、頭突き、頭突き、頭突き、頭突きみたいな。全然違うじゃないか、堤さんの華麗なアクションの前哨戦じゃないかっていう（笑）。こっちは本当、肉弾戦なんですよ。最後なんてもう、たたいていますからね。剣とか持っていませんから。でも違う殺陣でそれはそれで面白いと思います。それぞれ特色があって」

──肉弾戦と言いながらも、なんだか楽しそうですね。現場は長丁場になることもあり、ピリピリムードになったこともあったそうですが…。

「とにかくピリピリする時もあるんです。それはあってもいいんだけど、長時間それが続かないようにっていうのは心掛けていますね。そういう時に堤さんがスタッフをいじってピリピリしてた現場の空気を和ませてくれたりとかね。古田（新太）さんもそうですけど、みんなやはり分かっている方なので、そこらへんの空気の読み方はもう俺がどうのこうのしなくても、さすがだなという感じです。そういえば、チーフ助監督が右左ヱ門をどうしても“うさやまさん”って言うように聞こえるので、そこは必ずいじります。『もう“うさやま”でいいです』って（笑）」

──大変な時でも、皆さんが楽しい現場にしようとされてるのが伝わってきます。今回は、「LIFE！」のコントにも登場された永野芽郁さんが紅前屋で働く女中のおこととして出演されますが、コントと芝居の印象はいかがでしたか？

「女優さんですから、使い分けてこっちは本当に苦労して奉公して働いている女の子を演じてました。でも一瞬だけ、コミカルなところで最後の最後、一瞬、（NHK連続テレビ小説「半分、青い。」の主人公）鈴愛になってました（笑）。一瞬、ちょっと見えるんですよ。でもそれが逆に楽しみかな。『最後、鈴愛だったよね』って言ったら笑ってましたけど」

──永野さんが一瞬、鈴愛に見えるところというのはどの場面なのでしょう？ 気になるところです。そして、“LIFE！ドラマらしい”裏設定も明かしてくださいますか？

「忍者装束は、紅前屋の長次（古田）が用意した設定なんですよね。紅前屋は呉服問屋ですから、あの人が仕立てたんですけど、あの人だけ鶴の模様が入ってるの。だからあの人はきっと自分がリーダーだという気持ちで勝手に忍者装束を作っている裏設定が面白かった。『あ、あの人リーダーなんだ』って面白かったですね」

まさかそんな裏設定もあるとは…。さすが「LIFE！」あなどれません。そんなことを聞かされたら、古田さんの衣装の鶴を探すことを自分の使命にしてしまいそうです！ 忙しい撮影の合間をぬっていらしたにもかかわらず、内村さんは終始笑顔でお話しされ、取材後も爽やかに撮影に戻っていかれたのが印象的でした。

NHK担当 K・H