佐世保市に質問状再提出 市民団体 「疑問解消されない」

 長崎県と佐世保市が東彼川棚町に計画する石木ダム建設問題で、ダムに反対する市民団体「石木川まもり隊」(松本美智恵代表)など4団体は18日、ダムの必要性を訴える市広報紙の疑問点についてただした公開質問状を市水道局に再提出したと発表した。
 市は広報紙の6月号から「佐世保の水事情と石木ダム」と題したシリーズを開始。同隊は「内容に疑問がある」とし、11月13日に市へ公開質問状を出した。
 市水道局が同月22日付で回答したが、同隊などは「すべての疑問が解消されていない」とし、今月11日に谷本薫治局長宛ての再質問状を郵送。水需要予測に関するデータや老朽化ダム、漏水の対策などについて改めて尋ねた。
 市役所で会見した松本代表は「市と対立したいのではなく、情報のやりとりを通じて問題解決を目指したい。疑問があれば今後も質問を続ける」と話した。

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