ゴルゴ松本さん「命の授業」 感謝を忘れず夢に向かって

 「命」や「炎」などの漢字を体で表現するギャグで知られるお笑いコンビ「TIM」のゴルゴ松本さん(51)の講演会「命の授業」が15日、長崎県平戸市岩の上町の平戸文化センターであり、来場者に夢を持って生きることの大切さなどを呼び掛けた。

 松本さんは、2011年からボランティアで全国の少年院で講演。受刑者の更生に協力する法務省の矯正支援官に任命されている。講演会は平戸法人会(辻川勝明会長)が主催し、約900人が来場した。

 松本さんは「意見」という言葉は、自らの心の音を見せることだと独自の解釈で説明。「いじめられている人や困っている人に気付いたら見て見ぬふりをせず声を掛けてほしい」と子どもたちに訴えた。

 また、命や日本語の母音「あいうえお」も始まりは母親の愛(あい)からだと述べ、周囲への感謝の気持ちを言葉で伝えるとともに一生懸命、夢や未来に向かうことが大切と呼び掛けた。

講演で会場の子どもらに漢字を体で表現する方法をアドバイスするゴルゴ松本さん(左)=平戸文化センター

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