神鋼ラクビー部、神戸市に優勝報告

 18年ぶりの日本選手権、15年ぶりのトップリーグを制した神戸製鋼所ラグビー部、コベルコスティーラーズの選手らが、17日、優勝の報告に神戸市役所を訪れた。神戸市からは神戸市スポーツ特別賞が贈られた。

 神鋼ラグビー部からは、前川鐘平、アンドリュー・エリスの両主将とダン・カーター選手、デーブ・ディロンヘッドコーチが訪問。市役所で職員や市民の歓迎を受け、前川主将は「神戸を代表し戦い、優勝できたことがうれしい」と挨拶した。

 久元喜造神戸市長は「来年ラグビーのワールドカップが開催され、神戸でも試合があるが、その前年に偉業を達成された」とし、神戸市スポーツ特別賞の賞状を前川主将に手渡した。ディロンヘッドコーチは「1995年の(阪神淡路)大震災の時、神戸製鋼の第3高炉の復旧が神戸復活のシンボルとなったことを学んだ。今回の優勝で我々が再び高炉に火をつけることができ、大変うれしい」と述べ、選手のサイン入りボールを久元市長に手渡した。

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