橋建協、木更津で〝鋼橋専門学校〟 高専生28人、最先端技術を実習

 日本橋梁建設協会(橋建協、会長・坂本眞日本ファブテック特別顧問)は15日、鋼製橋梁の製作・保全に関わる技術者による「木更津鋼橋専門学校」と題した実習を木更津工業高等専門学校(千葉県木更津市)で開催した。同校の3~5年生28人が受講し、日本のものづくりの最先端を学んだ。

 実習は橋建協保全委員会が、土木技術普及の推進団体「ツタワルドボク」、インフラの重防食事業者でつくる「日本鋼構造物循環式ブラスト協会」と共催。国土の社会基盤を支える人材育成を目的に、鋼橋を題材とした実習を初めて企画した。

 最初に同委員会の本間順幹事長(駒井ハルテック橋梁設計部部長)が、「鋼橋の魅力と私の技術者人生」と題して講話。仲間同士で協力して案件に取り組む素晴らしさを、未来を引き継ぐ後輩たちに語った。

 実演を伴う「鋼専実習」では、部材を用いてさびの除去や疲労亀裂の発見といったテーマを学生に与え、第一線で活躍するプロの指導を受けながら課題に取り組んだ。

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