週末まで気温高いが天気変化大きい 寒いクリスマスに

19日(水)午後8時と20日(木)午前8時の雨・雪・風の予想

 きょう19日(水)正午、北海道の日本海側は留萌地方を中心に暴風雪警報が発表されている。北海道の日本海側と太平洋側西部は、あす20日(木)明け方にかけて、明け方まで猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒が必要だ。
 
 北海道の日本海側と太平洋側西部では、20日明け方まで雪を伴った西寄りの風が非常に強く、海はしける見込み。また、20日にかけては、日本海側を中心に大雪のおそれもある。猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風に警戒するとともに、大雪による交通障害、なだれ、電線着雪、高波にも注意が必要だ。

22日(土)と23日(日)の雨の予想

次々に雨雲通過

 きょう、西・東日本で晴れている所でも、週の後半は天気が変わりやすくなる。20日(木)朝には九州北部で雨が降り出し、午後には中国・四国・近畿の一部でも雨雲のかかる所がありそうだ。21日(金)にかけても西日本中心に雨となり、夜遅くからは東日本でも雨が降り出すが、22日(土)午後にはいったん天気の回復する所が多い見通し。
 ただし、23日(日)は西から新たな低気圧が接近する影響で、全国的に天気が崩れる予想だ。天気が小刻みに変化するため、常に空の様子や最新の気象情報をチェックするよう心掛けたい。

週間天気予報(数字は最高気温と最低気温)

週末 気温の転換点

 週の後半は気温が高く、22日(土)の予想最高気温は東京15℃、名古屋・広島・福岡で17℃、大阪で18℃と各地で11月上旬・下旬並みの予想となっている。ただし、23日(日)の夜以降は、寒気の流れ込みにより気温の急降下する地域が多く、24日(月・振替休日)は晴れる太平洋側でも風の冷たさが目立ってきそうだ。日本海側の各地は25日(火)にかけて、北日本を中心に再び風や雪が強まるおそれがあるので、今後の気象情報に注意が必要となる。(気象予報士・寺本卓也)

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