インディアンスが引き続きエース右腕・クルーバーの放出を模索中

エドウィン・エンカーナシオン、カルロス・サンタナ、ヤン・ゴームスといった主力野手の放出により年俸総額削減に向けての動きを終了させたと見られていたインディアンスだが、どうやらエース右腕であるコリー・クルーバーのトレード放出の可能性を依然として探っているようだ。クルーバーの獲得には少なくともドジャース、ブリュワーズ、フィリーズ、レッズの4球団が興味を示していることが報じられている。

インディアンスがクルーバー、カルロス・カラスコ、トレバー・バウアーの先発三本柱を来季もキープする姿勢を示したことにより決着したと見られていたクルーバー争奪戦だが、インディアンスは引き続きクルーバーの放出を模索しているようだ。日本時間12月20日に複数の関係者が語ったところによると、インディアンスはクルーバーのトレードについて複数の球団と交渉中。ドジャースなど複数の球団がクルーバーの獲得に興味を示しているという。

ドジャースは正捕手候補としてJ.T.リアルミュート(マーリンズ)の獲得も検討しているようだが、リアルミュートとクルーバーのダブル獲得を実現させるのは難しいと見られている。より実現可能性が高いのはクルーバー獲得であると見られており、ドジャースの外野が人員余剰気味になっていることを考えると、アレックス・ベルドゥーゴ、ヤシエル・プイーグ、マット・ケンプといった外野手が交換要員となりそうだ。また、ドジャースが外野手放出に成功した場合、ブライス・ハーパーの獲得に動く可能性があると指摘する関係者もいる。

また、ここにきてインディアンスがレッズの有望株に興味を示していることが報じられている。インディアンスはMLB公式サイトのプロスペクト・ランキングでレッズの1位にランクインしているニック・センゼル、同2位のテイラー・トラメルを高く評価しており、獲得を希望しているようだ。レッズがこれらの有望株の放出を決断すれば、トレード交渉が一気に進展する可能性もありそうだ。

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