神奈川県の伊勢原市議会は20日の本会議で、議員定数を21から20に削減する条例改正案を、賛成15、反対3の賛成多数で可決した。来春の統一地方選から適用される。市議会事務局によると、定数削減は24から21に削減した2011年以来。
改正案は市議会の最大会派・創政会の山田昌紀氏が提案した。山田氏は「市が行財政改革を推進しており、一翼を担う市議会としての姿勢を示す」とし、「定数削減後も、市民に議会活動の重要性や議員の役割を理解していただく努力を続けなければならない」と述べた。
これに対し共産党の川添康大氏は、議論が尽くされないままの提案を疑問視し、「市民の多様な意見を市政に反映させる機能の低下につながり、市民と市政のパイプを細くしてしまう」と反対理由を述べた。
同市議会12月定例会は20日、閉会した。2018年度一般会計補正予算案など15議案を可決、人事案件1件に同意した。
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