任期満了に伴う神奈川県の厚木市長選(来年2月10日告示、同17日投開票)で、国民民主党の佐藤知一県議(48)が無所属での出馬の意向を関係者に伝えていたことが20日、分かった。
市長選には現職で4期目を目指す小林常良氏(69)と新人で郷土史家の島口健次氏(72)が出馬を表明しており、元市議の石射正英氏(64)が年内にも出馬を表明する見通し。4人が出馬するケースは1995年以来で、激戦となるのは必至の情勢だ。
関係者によると、佐藤氏は小林氏が市長任期を連続3期までとする多選自粛条例を提案した経緯を踏まえ、4選を阻止したい考え。また、市本庁舎の移転計画についても、中心市街地を官公庁が占めることなどの面から疑問視しているという。
佐藤氏は早大大学院修了。厚木市議を2期務めた後、11年に県議に初当選し、現在2期目。