平林金属、男子ソフトボール部の4冠達成祝賀会に700人

 総合リサイクル業の平林金属(本社・岡山市、社長・平林実氏)は15日、岡山市内のホテルで同社男子ソフトボール部の4冠達成を記念した優勝報告会と祝賀会を開催、県内政財界やスクラップ業界関係者、平林金属の社員など700人が祝いの席に駆け付けた。

 岡山国体を契機に創部された男子ソフトボール部は創部17年目。今シーズンは国内主要5大会のうち、全日本クラブ選手権、福井国対、西日本リーグ、日本リーグ決勝トーナメントを制した。地方企業のスポーツチームとしては快挙といえる4冠の偉業達成に、祝賀会は大いに盛り上がった。

 優勝報告会の冒頭に吉村啓監督が「毎年掲げる5タイトル取りのうち、四つを取ることでキャリアハイの成績を残すことができた。2018年は西日本豪雨で岡山県、我々とも心に傷を受けた。スポーツ界に属する我々はグラウンドで結果を出すことが勇気を与え喜んでもらう意義ある一年であり、どうしても結果を残したいと臨んだシーズンだった。皆様に支えられてきたことは常々感じており、目指すところは5冠であり、その先に全員が日本代表を目指せるような選手に育成していきたい」と語り、チームを見守り続けた平林久一平林金属会長に「オヤジ」と呼び掛けながら、関係者に謝辞を述べた。投打で活躍した松田光主将は、5冠に向けての意気込みを語った。

 場所を移しての祝賀会の最後に平林社長は「勝って驕らず負けて腐らずという言葉が腑に落ちている。日本一熱い監督、日本一ソフトボールが好きな主将が引っ張るチームがうまく運営できるようにするのが我々の役目だ。日本リーグに在籍することは経営者としてはプレッシャーだが、常に考え、努力して選手を送り出したいと思っている。平林金属も頑張るが、次のステップに進むために、皆様のお力添えをお願いしたい」と語った。

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