波乱の年の瀬に　仕事納めは大雪・極寒

暖冬傾向と言われている今年の冬。
言葉の雰囲気からは「暖冬＝ずーーっと暖かい」をイメージしたくなりますが、ことはそう単純ではありません。
むしろ、寒さがずっと続く”寒冬年”よりも厄介なのが”暖冬年”。パワーを溜めこんだ冬将軍が一気にやってきて、定期的に極寒と大雪をもたらすからです。
今年はよりによって、忙しい年の瀬にそのタイミングやってきます。
仕事納めとなる28日（金）には北日本や北陸だけでなく、山陰など西日本の日本海側でも積雪となるおそれがあります。松山や京都、名古屋など、太平洋側で雪が舞う可能性も。
また、晴れる所でも極寒と強い北風に見舞われることになりそうで、波乱の年の瀬となるかもしれません。

（気象予報士・多胡 安那）

画像について：21日の天気予報。