奥田瑛二が柳楽優弥をべた褒め!「安藤サクラに聞いていた以上」

NHK総合で2019年1月5日放送のドラマ「母、帰る~AIの遺言~」(午後9:00)の試写会が行われ、主演の柳楽優弥、共演の奥田瑛二が出席した。柳楽は「もともとAIに興味があったので、この作品に参加できたことは幸せ。奥田さんも格好良すぎました」と出演の喜びを語ると、奥田も「柳楽くんとは初共演だが、共演経験のある次女(安藤サクラ)からいろいろと話を聞いていたので、親子役で共演できたことが一番うれしかった」と明かした。

ドラマは富山県を舞台に、病気の母・ゆり(岸本加世子)が亡くなり、養父の誠二(奥田)との関係を解消しようとした直人(柳楽)が、母が生前に記憶を移植したというスマホの中の“介護AI”に仲を取り持たれ、困惑してしまうストーリー。

柳楽と安藤はドラマ「ゆとりですがなにか」(16年/日本テレビ系)で共演しており、奥田は「僕もドラマのファンとして見ていたし、サクラから『今まで一番共演者と息が合った』と聞いていた。その一人ですから。その他のメンバー(岡田将生、松坂桃李ら)とも共演したいですね」と柳楽との共演を楽しみにしていたようで、「うわさ以上だった。役者としての精神、技量も兼ね備えている」とべた褒め。柳楽が「今作では反省点もあった。完璧だったとは思えないので」と振り返ると、奥田が「完璧だと思ったら、終わりだよ」とアドバイスする場面も。

ドラマでは“介護AI”が物語の鍵となるが、柳楽は「携帯やAIの進化のペースが早すぎて、ついて行けないんです。だからAIの作品に出て、うまく付き合う方法を考えたかった。“介護AI”が本当にあったら新鮮な気持ちになると思います」と明かすと、奥田も「“介護AI”があったら活用してみたい。もし女房に先立たれてしまっても、AIとして応援してくれたら、生きるエネルギーになりますから。演じていて、自然と心が切なくなりました。ぜひ開発してほしい」と訴えていた。

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