今季なかなか結果が出なかったマンチェスター・ユナイテッドの中で話題となっていたのは、指揮官ジョゼ・モウリーニョとMFポール・ポグバのどちらをクラブに残すのかということだった。2人の関係が良くないのは明らかで、近いうちにどちらかがクラブを去るのではないかと言われてきた。
結局去ったのはモウリーニョの方だったが、モウリーニョ解任にもポグバが深く絡んでいたようだ。英『Daily Record』は、先日1-3で敗れたリヴァプール戦でモウリーニョがポグバをベンチスタートとしたことにクラブ側は我慢の限界を迎えたと伝えている。ポグバの才能を無駄にしていると考えたのだ。
しかもポグバは相手にリードされた状況でも投入されることはなく、ベンチのままリヴァプール戦を終えている。直前のチャンピオンズリーグ・グループステージ最終節バレンシア戦のパフォーマンスがあまり良くなかったと指摘されていることもあり、ポグバのベンチスタートに納得している者もいただろう。しかし、マンU側は満足しなかった。
ポグバがリーグ戦でベンチスタートになるパターンは最近よく見られたもので、リヴァプール戦の前のフラム戦やアーセナル戦もベンチスタートだった。これでチームが結果を出していれば問題なかったのかもしれないが、モウリーニョはリヴァプールにあっさりと敗れてしまった。リヴァプール戦の結果、そしてポグバの扱いが解任に繋がったと考えられているようだ。
ここからはクラブOBのオーレ・グンナー・スールシャールが指揮を執るが、スールシャールはポグバを上手く活かしていくミッションに挑むことになる。