【阿久根市長選】これが3度目の一騎打ち。現職 西平良将氏VS元職 竹原信一氏

12月16日に告示された阿久根市長選には、現職の西平良将(にしひら・よしまさ)氏(45)、元職の竹原信一(たけはら・しんいち)氏(59)の無所属2名が立候補しました。投開票は12月23日に行われます。

2011年1月、2014年12月に続いて3度目の一騎打ちとなった今回の選挙は、西平市政の是非、人口減少問題や担い手不足への対策、福祉・子育て政策などが主な争点と考えられます。

産業や商工業の活性化によりまちの活性化を図りたい。現職 西平良将氏

西平氏は阿久根市出身、九州大学農学部卒業。西平養鶏を経て有限会社グリーン・ポートリーガーデン設立、代表取締役に就任しました。市長リコールに伴う2011年1月の阿久根市長選に初当選。続く2014年12月の同選挙で再選を果たしました。今回は3期目への挑戦となります。

西平氏は「まちづくりはひとづくりから」をスローガンに以下の政策を掲げました。

・1次産業の支援、特に漁業の後継者育成
・市独自の奨学金の創設
・商工業の活性化
・地元の人材の雇用制度の確立
・市外で学ぶ子どもたちへの資金面支援のための基金

当たり前の政治が行われるよう、市政の正常化を。元職 竹原信一氏

竹原氏は阿久根市出身、防衛大学校卒業。航空自衛官としての勤務を経て、地元の建設会社の社長を務めました。2005年に阿久根市議選に初当選、2008年に阿久根市長選に初当選を果たしましたが、議会を開かず専決処分を繰り返したことで市政が混乱したとし、西平氏が主導したリコール運動により失職、2011年1月の同市長選に立候補するも落選しました。続く2014年12月にも落選し、2015年から市議を務めていました。

竹原氏は「庶民を守るための市政に変えるべきだ」と現市政を批判し、以下の政策を掲げました。

・税金の引き下げ
・公共施設の運営の無駄遣いの見直し
・現市政からの転換
・惨めにならない暮らしの確保

阿久根市長選挙の投開票は12月23日(日)に行われます。4年に1度しかない、市長を選ぶ貴重な機会です。ぜひ投票所へ足を運んでください。期日前投票や当日の投票所については阿久根市選挙管理委員会のページをご確認ください。

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