呼んでもらった救急車が接触 路上の男性、足にけが 川崎

 川崎市は22日、救急出場した救急車が人身事故を起こしたと発表した。男性は甲はく離骨折のけが。

 市消防局によると、同日午前0時15分ごろ、同市麻生区上麻生の市道丁字路で、麻生消防署の男性救急隊員(53)が運転する救急車の後輪が、車道であおむけに倒れていた同区内の50代の男性の左足に接触した。

 男性は事故前、現場近くの交番をトラブルの相談で訪れ、交番から出たところ車道に倒れたため、警察官が119番通報した。この通報で駆け付けた救急車が男性に近づこうとした際、接触した。当時、男性は酒に酔っていたという。

 原悟志消防局長は「このような事故を発生させ、心から深くおわびします。事故防止対策を徹底し、再発防止に努める」とコメントした。

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