親子連れで楽器の演奏体験 佐世保東翔高

 長崎県立佐世保東翔高吹奏楽部のファミリーコンサートが23日、佐世保市重尾町の同校であり、親子連れらが楽器の体験と音楽鑑賞を楽しんだ。24日も開かれ、正午からのクリスマスコンサートには希望者が出演できる。無料。
 楽器に興味を持った子どもたちのために2015年から毎年開いている。小中学生や保護者ら約30人が参加した。部員の指導を受けながら、トランペットやクラリネットなど楽器の演奏を体験。コンサートでは音楽に合わせて一緒に踊るなどした。
 市立広田小5年の満岡空澄さん(11)は「サックスの演奏では少しずつ音が出せるようになった。コンサートは音がきれいで、聞いている自分たちも楽しくなった」。副部長の3年、松田彩花さん(18)は「子どもに教えることは勉強になる。演奏を楽しんでくれていることが分かり、うれしかった」と話した。
 24日のイベントは午前9時半に始まり、入退場は自由。飲酒運転の交通事故被害に遭いながら、音楽の道を歩み続ける卒業生の前川希帆さん=口加高講師=も参加する。

部員の演奏に合わせて踊る参加者たち=佐世保東翔高

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