Qolyではすっかりお馴染みとなったこの企画!
今回は「リーグドゥ(フランス2部)で得点を記録したことがある日本人選手」を特集してみよう。
澤井直人
リーグドゥでの成績
2018~ アジャクシオ(1試合1得点)
まずは旬なこの人、先日、欧州でのデビュー戦で初得点を記録した澤井だ。
小学生の頃から東京ヴェルディの下部組織に在籍し、2014年のトップ昇格後も順調に出番を増やしていたが、2017年2月、練習試合前に右足アキレス腱を断裂。以降は出番を失い、心機一転、今夏ヴェルディが提携を結ぶアジャクシオに期限付きで移籍した。
フランスでもセカンドチームでの出場に止まっていたが、先週末のランス戦で初出場すると、77分に初ゴールを決めチームの勝利に貢献している。
松井 大輔
リーグドゥでの成績
2004-2005 ル・マン(25試合3得点)
2010-2011 グルノーブル(16試合1得点)
現在はマルセイユの酒井宏樹が非常に高い評価を得ているが、フランスで最も成功を収めた日本人といえば松井大輔だろう。
京都時代に黒部光昭、パク・チソンらとリーグを席巻したファンタジスタはアテネ五輪後の2004年、当時フランス2部だったル・マンへ移籍。チームを昇格へと導くとリーグアンでもその輝きを継続し、現地で「ル・マンの太陽」と讃えられた。
彼はその後ロシア、ブルガリア、ポーランドでプレーする機会に恵まれたが、それもフランス時代の活躍があってこそ。37歳となった現在も現役を続けており、今季はJ2の横浜FCで9試合に出場している。
大黒 将志
リーグドゥでの成績
2006 グルノーブル(19試合6得点)
我が国のサッカー史上有数の得点感覚を持つ大黒は、フランス2部で最初に得点を記録した日本人である。
ガンバ大阪でゴールを量産し日本代表でも頭角を現した彼は、新たな活躍の舞台にフランスを選ぶ。加入したグルノーブルは2004年に日本のインデックス社に買収されており、大黒が最初に獲得した日本人であった。
ただ大黒にとっては欧州での足がかりとしての移籍であり、その目論見通り半年間で5ゴール、新シーズンも2試合1得点という結果を残すと、わずか半年でイタリアのトリノへ栄転している。
そんな彼も38歳となったが、今季はJ2の栃木で12ゴールを記録し健在ぶりをアピールした。
なお、リーグドゥでは伊藤翔、梅崎司(グルノーブル)、鈴木規郎(アンジェ)もプレーしているがいずれもゴールは記録していない。