ミャンマーではなぜアジアの翻訳作品が出版されないのか ZON PANN PWINT ミャンマーでの翻訳作品の普及はまだ脆弱だ。ローカルの調査では、人気のある作品カテゴリーは、シャーロック・ホームズやチャールズ・ディケンズのような英文学の古典、ドナルド・トランプのような有名人の伝記だという。

ミャンマーでの翻訳作品の普及はまだ脆弱だ。ローカルの調査では、人気のある作品カテゴリーは、シャーロック・ホームズやチャールズ・ディケンズのような英文学の古典、ドナルド・トランプのような有名人の伝記だという。

ミャンマーではなぜアジアの翻訳作品が出版されないのか ZON PANN PWINT

ミャンマーでの翻訳作品の普及はまだ脆弱だ。ローカルの調査では、人気のある作品カテゴリーは、シャーロック・ホームズやチャールズ・ディケンズのような英文学の古典、ドナルド・トランプのような有名人の伝記だという。
ミャンマーの出版社はなぜこうした西洋の安定した人気を持つ作品の枠を超えて冒険をしないのか。アジアや東南アジアの作家の中には、国際的な読者層から名声を得ている作家もいるのに、ミャンマーではほとんど翻訳出版されていない。
しかし先月、ある大手の出版社は、東南アジアの3つの小説をローカルの読者に紹介した。インドネシアの作家EkaKurniawan、2016年にピューリッツァー賞を受賞したベトナムの作家Viet Thanh Nguyenと前記した「Untill the Karma Ends」という作品である。
東南アジア諸国の中では、インドネシアが文学的にトップに位置しており、Annie Tuckerなどの作家の作品が2015年に英語出版されている。
「ミャンマーはまだ文学の分野では他の多くの東南アジア諸国よりもずっと遅れている。ミャンマーの作家によって書かれたフィクションの作品は、私の作品を含め、満足のいくものではありません。私たちのスタイルやストーリーラインを改善するためには、アジアから西洋文学に至るまで、できる限り多くのものを読む必要があります」と、翻訳出版したMyay Hmone Lwinは述べた。
翻訳者Moe Thet Hanも同じ問題を報告している。「私が2017年にジャカルタで開催された第4回ASEAN文学祭に出席したとき、主催者から英語で書く作家がいるかどうか聞かれました。私はパスカル・クー・スーとウェンディ・ロー・ヨーンがいると彼に言った。しかし彼らはミャンマーに住んでいないのでは、という返事がそのディレクターから返ってきたので、私は言葉を失った。」
ミャンマー・タイムズ紙には、出版文化の変化が起きていることが報告されている。読者の関心は、伝記、歴史小説、ノンフィクション作品などに向いているという。その意味では今回アジアの作家の翻訳作品を出版し、ローカル読書層の開拓を狙うMymHmone Lwinの試みは時代のニーズに即したものだといえそうだ。

© Yangon Press Asia Ltd.