白く輝く十字架 西海・八ノ子島

 西海市西海町横瀬郷の八ノ子島の十字架塔にイルミネーションが点灯され、幻想的な雰囲気を演出している。1月3日まで。
 地元のまちおこしグループの西海八ノ子会(永野正善会長)が飾り付けた。
 横瀬港には、1562年にポルトガル船が入港し、南蛮貿易とキリスト教布教の拠点となった。当時、港口にある八ノ子島に建てられた十字架は、南蛮船の道標だったという。十字架は南蛮船来航400年を記念し、1962年に再建。高さ約7メートルの鉄製の十字架塔に約5000個の発光ダイオード(LED)が飾り付けられている。
 23日夜には点灯式があり、長崎国際大の留学生らの司会でカウントダウン。十字架が白く輝くと歓声が上がった。

輝く十字架塔と沖合を通るクルーズ船=西海市西海町、横瀬港

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