大人なら絶対に守りたい【釣りのルール&マナー】~子供は僕らの背中を見て育つ~ 釣り人であれば誰もが守っておくべき釣りのマナー。しかし、当たり前のことでありながらも、残念ながら全ての人がマナーを守れていないことも事実。「自分は大丈夫」。そう思う人も、もう一度チェックしてみませんか?

ちゃんとできてますか?

ごく当たり前のことではあるものの、定期的に見直しをしたい釣りのマナー。特に大人がやっていることは、良し悪しどちらの行動も子供たちに影響を与えます。

今回は大人である私たちが、子供たちの見本となれるように気を付けたいマナーをお伝えします。

1.禁止された場所では釣りをしてはいけません

出典:いらすとや

危険な場所や私有地など、禁止された場所では釣りをしてはいけません。

立ち入り禁止の看板がある場所で釣りをしたり、フェンスがある場所を乗り越えて釣りをしていたりする人がニュースに取り上げられることもあります。

「自分だけは大丈夫」という考えは、身を守るため、そして釣り場を守るためにも決して持ってはいけません。

2.天候や波に注意しましょう

釣りは自然相手なので、天候や波には十分注意して楽しむようにしましょう。釣りをしている最中に天候が急変して強風が吹きだしたり、雷が鳴り始めたりすることは決して珍しくありません。

また台風が発生している場合には、台風から離れていても「うねり」によって波が高いことも。安全第一で釣りを楽しむようにしましょう。

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3.投げるときは後ろに気を付けて

撮影:TSURI HACK 編集部

投げるときは絶対に後ろを確認してから投げるようにしてください。通行している人などにフックが刺さるトラブルも少なからず起きています。

特に釣りをしない人や子供は「何か釣れてるかな?」と思って、近づいてくることも多いので注意が必要です。

また自分が釣りをしている人の後ろを通る場合には、挨拶をして通ることを伝えるようにしましょう。

4.迷惑駐車はやめましょう

釣り場には車で向かう方がほとんどだと思います。釣り場の駐車スペースに関しては、インターネットや釣具店で事前に確認してから向かうのがマナーです。

また私有地には絶対に駐車しないようにしましょう。さらに住宅街が近くにある釣り場では、大声で騒いだりすることは絶対に避けましょう。

5.ライフジャケットを着用しましょう

釣りをする際にはライフジャケットを着用しておきましょう。釣り場は足元が不安定だったり滑りやすかったりと、落水の危険性が常に付きまといます。

また万が一落水した場合は、服が水を含んでしまったり、足場に高さがあって陸に上がることが困難なことがほとんど。

転落時にライフジャケットを付けていた場合と、そうでなかった場合では、生存率が約2倍以上違うとのデータもあります。ライフジャケットは必ず着用して釣りを楽しみましょう。

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6.ゴミは残さず持ち帰りましょう

釣り場にゴミを放置するのはご法度です。捨てられたラインが鳥に絡まったり、水中を漂う袋をウミガメが食べてしまったりと、人間のエゴにより悲しむ動物が多いことは事実です。

エサの袋やルアーが入っていたパッケージ、細かなラインの切りくずなども、必ず持ち帰りましょう。

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7.乱獲しないで

釣れた魚はむやみやたらにキープせず、食べる分だけを持ち帰るようにしましょう。また、あまりにも小さなサイズの魚はリリースするのがマナー。

特に障害物に居着く根魚は、乱獲されると一気にそのポイントから姿を消してしまいがち。長く釣りを楽しむために乱獲は避けましょう。

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8.魚を地上に捨てないで

釣りをしていると狙っている魚でない外道が釣れることもあり、それを地上に放置してしまう人も居ます。しかし、大切な命であることは違いなく、地上に放置してしまうのは決してよいことではありません。

地上に放置されていたフグを、散歩中の犬が食べてしまったというトラブルも過去に起きています。持ち帰らない魚は水に戻してあげましょう。

あなたのその背中、子供たちは見ていますよ?

良し悪しに関わらず、大人がやっていることを見て子供は育ちます。また、マナーが悪いことで釣りが禁止になった場所も、全国に少なくありません。

子供たちも、将来ずっと釣りを楽しめるように、大人である私たちが普段の行動に気を付け釣りを楽しみたいものです。

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