木村拓哉、”緊張しない先輩”小日向文世の暴走を必死で制止!?

映画「マスカレード・ホテル」の完成披露試写会が行われ、木村拓哉、長澤まさみらキャスト16人と鈴木雅之監督が登壇した。その豪華な顔ぶれに、主演の木村は「この(キャストの)数はありえないですよ。すごい作品に自分は携わっているんだなと、あらためて思いました」と語った。

ドラマ「HERO」シリーズ(フジテレビ系)で木村と共演していた小日向文世は、「木村くんと出会ってから今日まで、ずっと末次事務官(小日向)と久利生公平(木村)という関係が続きましたが、今回初めて相棒としてご一緒できました」とあいさつ。それを受けて木村は、「小日向さんは数少ない”緊張しない先輩”。今日もスタンバイし終わった後に、なぜか自分の携帯電話を出して長澤まさみちゃんに『写真撮って~』と言ってました」と舞台裏での様子を暴露した。

また、かつてバラエティー番組「TV’s HIGH」(フジテレビ系)で木村と共演した生瀬勝久は、「コント的なものをやっていましたが、お芝居は今回がほとんど初めて。本当に楽しいひと時をすごしました」とコメント。木村と生瀬の様子を現場で見ていたという長澤は、「お二人は本当に楽しそうで、周りも見えていない感じでした。とても深い信頼関係があるなと思って、うらやましかったです」と。生瀬が「イチャイチャしてたってこと?」とおどけると、木村が「それは話盛りすぎ(笑)」と返し、仲の良いところを見せた。

洞察力に優れた刑事・新田浩介を演じた木村だが、司会者から「木村さん自身は洞察力があると思いますか?」と聞かれて、「『あります』と言いたいんですけど……まさかストーカー役の勝地涼くんとあっちゃん(前田敦子)がご結婚されるとは思ってなかったので、そこはまったく見抜けませんでした」と木村。続けて「この後、しっかりと取り調べしたいと思います(笑)」と話して笑わせた。

さらに、「もし自分がこの映画の監督だったら、誰を犯人役にしたいですか?」と聞かれると、「選びがいがありますよね」とほかのキャストを見渡し、「やっぱり緊張しない先輩ですね」と小日向を指名。「では、もし小日向さんが監督だったら?」と振られた小日向は、「木村くんが(犯人役を)やったら面白いんじゃない? あ、まさみちゃんも悪い役やってないよね。松たか子さんはあるよね。だから……」と、やや暴走気味に。木村は「この人、自由にしゃべらすとホントに危ないです。ほっとくと全員の名前を挙げて、結局、これから(映画を)ご覧になる方たちにすべてを報告することになります(笑)」と制して、会場は笑いに包まれた。

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