【ラグビー】三菱重工相模原、悲願達成 応援に感謝

 ラグビーのトップリーグ(TL)へ12季ぶりに復帰する三菱重工相模原の選手らが25日朝、同社の相模原製作所=相模原市中央区=で、出社する社員らに悲願達成を報告した。主将のナンバー8土佐誠らが「応援ありがとうございました」と感謝の思いを伝えると、同僚らから祝福を受けた。

 チームは23日の入れ替え戦で豊田自動織機(TL15位)を31-7で下し、2007年シーズン以来のTL復帰を決めた。県勢として初昇格した前回はシーズン全敗で降格。その後も昨季まで6年連続で入れ替え戦の壁に阻まれてきた。

 今季は元ニュージーランド代表のグレック・クーパー監督(53)が就任。鍛え上げた走力を武器にトップチャレンジリーグ(TCL)1を5勝2敗の3位で通過し、TCL2は2勝1敗の2位。入れ替え戦では過去に2度敗れていた豊田自動織機に雪辱した。

 25年間、同製作所に勤める技術部・小川原真さん(46)は「3度目の正直。ことしは絶対リベンジできると信じていた。来年はもっと応援に行きたい」と声を弾ませた。

社員らに祝福される三菱重工相模原フィフティーン=相模原市中央区の三菱重工相模原製作所

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