紀尾井ホール、来館者350万人達成

 新日鉄住金の企業メセナ活動として邦楽・洋楽両分野の公演を実施してきた紀尾井ホール(東京・紀尾井町)が先月21日の公演で来館者数350万人を達成した。95年に新日本製鉄創立20周年事業として開館以来数々の名演の舞台となり、多くの著名な演奏家・ファンに愛される人気のホールとなっている。

 350万人目となったのは東京・新宿区から鑑賞に訪れた木村章さんで、新日鉄住金文化財団代表理事の榮敏治新日鉄住金副社長から花束と記念品が贈呈された。婚約者の松本有希さんと共にコンサートを楽しんだ木村さんは「350万人目に本当にびっくり。少し早いクリスマスプレゼントをいただきました」と感激した様子だった。

 当日の公演は「紀尾井クリスマスコンサート2018 マリア、現る!」がテーマ。クラシックからミュージカル、ポップスまで「マリア」にまつわる歌で大いに盛り上がり、拍手が鳴り止まない心温まるコンサートとなった。榮代表理事は「皆様に支えられ350万人目のご来場者をお迎えすることができた。これまでのご愛顧・ご支援に深く感謝申し上げると共に、今後もご期待に沿うべく一層努力していきたい」とコメントした。

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