クラブの成長見てきたMrナポリ 「当時はセリエAに上がったばかりだった」

ナポリのハムシク photo/Getty Images

今でこそナポリはスクデットを狙えるチームの1つとして注目されるようになったが、10年ほど前は強豪クラブとは呼べない位置にいた。そこから着々と実力をつけてきたわけだが、その成長を支えてきたのがMFマレク・ハムシクだ。ハムシクは中心選手としてナポリを支え続け、現代では珍しくなりつつある1つのクラブに長く忠誠を誓う絶対的な存在としてサポーターから愛されている。

ハムシクも、ナポリと共に自身も成長してきたことを誇りに感じているようだ。UEFAに対しハムシクは、今のナポリが欧州を代表するクラブの1つになったと語っており、スクデット達成を願っている。

「僕がナポリに来た時、チームはセリエAに上がってきたばかりだった。今はナポリも成長したし、世界最高のチームの1つになった。僕たちのターゲットは何年もスクデットにあるんだけど、残念ながらあと一歩のところで止まっている。だけどナポリはイタリアでも欧州でもトップチームだよ。僕はクラブともサポーターとも素晴らしい関係を築いてきた。彼らは僕の忠誠心を称えてくれるし、近年ではこうした関係を築くのは珍しいと思う。誇らしく感じるよ」

ハムシクは2007年にチームに加わったが、2007-08シーズンはセリエAに昇格してきたばかりだった。そこから12位、6位と着実に順位を上げ、欧州カップ戦出場権を継続的に獲得できるチームとなった。ハムシクの功績も大きく、今やクラブの象徴的存在だ。

今はユヴェントスが絶対的な力を誇っているため、ナポリがスクデットを獲得するのは難しい。ハムシクとしてはナポリでの冒険をスクデットという形にしたいところだろうが、その願いは叶うだろうか。

© 株式会社FACTORIES