激うま!【バーナー×カップヌードル×チューブにんにく】でつくる極上釣り場めし 外でカップヌードルをすするなら、どの季節よりも「冬」が断然オススメ。冷え切った体にしみる美味しさは、アウトドアならではの味わいなんだと思います。「釣れなくてもハッピー、釣れたらもっとハッピー」ということで。

寒い冬。困る飯。

さむい。

そう、冬の釣りはさむい。そして、地味に困るのが食事なんです。

室内でありつける場所があれば理想ですが、これが釣り場の近くとなると、まぁ少ない。

というわけで、こんなものを買ってみた。

登山者やキャンパーの間では、当たり前のように知られている、このジェットボイルという代物。

かなり端折って説明すると、「短時間で湯沸かしできるバーナー」といったところでしょうか。

そして、2018年。このたび、“フラッシュ”という最新モデルが追加されたのです。

なんと、これ、500mlの水を100秒で沸騰させることができるという、モンスターバーナーなのであります。※気温20℃の場合

100秒というと、ケニアの陸上選手「デイヴィッド・レクタ・ルディシャ」氏が、800m走で叩き出した世界記録とほぼ同じ。(1分40秒91 / ロンドン大会)

▲※大人の事情により画像はイメージ(本人ではありません)出典:pixabay

……

えっ?

つまり、それって、めっちゃ早いよね?

これで、カップヌードルとか、極上釣り場めしだよね?

そんなわけで、購入してしまいました。

【次ページ:ケニア人のほっぺも落ちる、極上ちょい足し】

材料はたったこれだけ

今回は手軽さがテーマ。必要なものはぜんぶ、コンビニでそろいます。(ジェットボイルだけは売っていないのであしからず)

まずはジェットボイルを組み立て、お水を規定量までちゃぷちゃぷ。

点火して温まってくると、「炎のマーク」がオレンジ色にメラメラ。

頂点まで染まれば、湯沸かし完了の証。

老若男女、だれが見てもわかりやすい、親切な表現方法がいいですね。(やさしいね)

しかし、ほんとにあっという間に湯が沸いてしてまって、びっくり。

フタに注ぎ口がついているから、不器用でもヤケドしないのがいい。超いい。(にくいね)

3分の沈黙の後、おとずれる高揚感と立ち込める香り。(じゅるり)

エビ、卵、肉、ネギ。男子が好きなもの、全部はいっちゃってます。

では、さっそく……

おっと、その前に。ここで一工夫。

コレをちょい足し。

▲友人M。好きなタイプは吉田羊。ルックスとは裏腹に犬がニガテ。理由は「吠えるから」。

今回の引き立て役、「チューブにんにく」参上。

適量を“ブチュ”っとな。今宵、デートを控えている人は、調子乗りすぎに要注意。

よーく、かき混ぜて。

やっぱりカップヌードルは、割ばしよりもフォークで味わいたい。(絵になる&具が拾いやすい)

おぁ! 香りがいいね~。いただきます!

ズルズルズル~♪

【次ページ:お味はどうなんだい?(ぜったいおいしいけど)】

はふっ、はふっ♪

おお~! なんと、うまいんだ……。これはススムね~♪

▲そんなに?(疑笑)と言いながら、マシマシに盛りまくる友人F。最近覚えた言葉は、「流心にワンテンをスパイラルキャスト」。

いただきま~す! ズッ、ズゾゾゾゾ~♪

くはぁ~♡ うめぇ!!!

にんにく入れるだけで、こんな変わるんだね。

ほんとだね。この手軽さがいい感じ。さすが、万能調味料。温まるしサイコーだわ。

外で食べてるってのも、あるかも。だいたい、1.5倍くらい美味しく感じるんじゃない?

究極、それな!(ズゾゾゾ~……)

ジェットボイルは“ただのツール”。でもね。

キャンプや登山と違い、結果にとらわれがちな、釣りというアソビ。

とくに冬は寒さも相まって、ついつい釣れないことに辛さを感じてしまうもの。

でも、ほんとうは「釣りができるだけでも幸せ」なのかもしれない ― 。

うまそうに頬張る友人たちを見て、そんな当たり前のことに気づくことができました。

ありがとう、ジェットボイル。いい、ギアです。
撮影・文:編集部 T

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