ハラスメントで炎上中
1984~1995年まで間『週刊少年ジャンプ』で連載され、世界的な人気を誇る漫画“ドラゴンボール”。2018年の今もなお、映画やアニメなどの関連作品が生み出されるなど、絶大な人気を誇っています。
一方で、とある現代の職場では「ドラゴンボールを読んでいないことを背景に、精神的な苦痛を与えられた」として、ドラゴンボールハラスメント(ドラハラ)を訴えた人もいるとか、いないとか……。※知らない人はドラゴンボールハラスメントで検索!
ドラハラの訴えがどこまで本気だったのかは定かではありません。しかし、「ハラスメント」と言う言葉が広く知られるようになって久しい昨今、「セクシャルハラスメント」に始まり、「パワーハラスメント」や「モラルハラスメント」といったものへの問題意識が高まり、それぞれに対策が講じられるようになってきました。
我々アングラーもハラスメントとは無関係ではないかもしれません。あなたは、「ハードルアーハラスメント」という言葉をご存知でしょうか。今回は、一部アングラーの間で話題、火種となっているハラスメントをご紹介します!
ハードルアーハラスメント(ハドハラ)
皆様は釣り仲間との会話で、こんな経験をした事はありませんか?
Aさん「この前釣れたの?」
アナタ「釣れたよ!50アップ!」
Aさん「すごいじゃん!何で釣れたの?」
アナタ「3インチワームだよ」
Aさん「なんだワームかぁ~餌と変わんねージャン!」
Bさん「ワームで釣れったって何の面白味もねージャン!!」
Cさん「そんなツマンネー釣りすんなジャン!!!」
アナタ「・・・・・・BとCどっから出てきたんだよ・・・・・・ワームの何が駄目なんだよ(泣)」
ハードルアーハラスメントとは、前述の会話例ように「ハードルアーで釣ってこそ釣りだ」と他人に釣りのスタイルを強要する事を指します。自分の釣りを「つまらない」と一蹴されてしまったアングラーの心は、間違いなく傷付くでしょう。
特に、バス・メバル・シーバスゲームなどは、ハードルアーで釣ってこそ面白い・カッコイイと考える人が少なからずいます。そういったアングラーにはワームが格下のルアーに思え、黙ってはいられないのかもしれません。
だからと言って、他人にそのスタイルを強要するのは話しが違いますし、「ワーム=セコイ」と一蹴してしまうのは、いかがなものでしょうか。
ワームはセコくありません
もちろん、この世にはハードルアーを使うことを強要するアングラーばかりではありません。また、ワームにもワームなりの難しさがありますし、ワームであれば必ず釣れるという状況ばかりではありません。どんなルアーにも必要な場面があり、その状況にあったルアーを選ぶ自由が、すべてのアングラーにはあるのです。
「ビックベイト以外セコイ釣り!」
「餌巻きエギなんて邪道!」
「プラグで釣ってこそメバリング!」
「ワームでシーバス釣ってもねぇ~!」
アナタの周りには、こんな事を言って、釣りのスタイルを強要するアングラーはいませんか? また、アナタも無意識のうちに、ハラスメントの加害者となっているかもしれません……。
強要はNO!
ハードルアーハラスメント、略してハドハラ。筆者はワームが好きですが、幸いなことにハドハラをされた経験はありません。こっそり笑われていたかもしれませんが、釣りの楽しみ方は1つじゃないと知っているベテランアングラーもまた、多いのだと思います。皆さん、好きな釣り方に誇りを持って、釣りを楽しんじゃいましょう!