「ソユーズ」打ち上げ実施 アクセルスペース地球観測衛星「GRUS」など搭載

ロシアの「ソユーズ」ロケットが2018年12月27日、打ち上げを実施しました。ロケットには複数カ国による28機の人工衛星が搭載されていました。

ボストチヌイ宇宙基地から打ち上げられたソユーズ2.1aは、打ち上げから約1時間後に「フレガート」上段ステージを分離。まずロシアの人工衛星を投入し、その後に他の26機の人工衛星を投入します。

ソユーズの打ち上げはボストチヌイからは2016年以降で4度目となり、ロシアにとっては今年における17機目の打ち上げとなります。

そして搭載されていた人工衛星には、2機のロシアの地上観測衛星「Kanopus-V 5/6」や、日本のアクセルスペースの地球観測衛星「GRUS」が含まれます。GRUSは地上を撮影する小型衛星で、将来的にはコンステレーション計画「AxelGlobe」により地球の画像を毎日更新する予定です。

Image Credit: TV Roscosoms
■Soyuz launches cluster of 28 satellites
https://spaceflightnow.com/2018/12/27/soyuz-28-satellite-cluster-launch/
文/塚本直樹

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