JFEと中国電力、千葉の石炭火力発電所計画中止 採算性見込めず

 JFEスチールと中国電力は27日、千葉市での石炭火力発電所建設計画を中止すると発表した。両社共同で事業化の検討を進めてきたが、建設コストの増加などを踏まえ採算性などを改めて検討したところ、事業性が見込めないと判断した。今後は天然ガス火力発電所の建設について事業性を検討する。

 両社は、JFEスチール東日本製鉄所・千葉地区の構内で、2024年稼働を目指し石炭火力発電所を建設する計画だった。検討の段階で建設コストが上昇するなど事業環境が変化していた。こうした変化を踏まえ事業計画そのものを白紙に戻すことにした。

 天然ガスによる発電所については、千葉地区での立地を前提に事業性を改めて検討する。

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