長崎県内 冬のボーナス 平均52万4千円

 十八銀行系シンクタンクの長崎経済研究所(長崎市)は長崎県内企業の冬のボーナス支給状況をまとめた。平均支給額は昨冬に比べて2・9%減の52万4千円で、3年連続で前年冬の実績を下回った。製造業の大企業が大きく減り、全体を押し下げた。

 製造業は4・7%減の64万6千円。特に輸送機械(船舶、自動車など)が7・3%減の70万1千円と大きく減った。一般機械(原動機、工作機械など)も2%減の79万4千円。電気機械は2・4%増の39万7千円、食料品は1・3%増の33万3千円だった。

 非製造業は0・2%減の41万6千円。建設業は2・8%増の37万円、小売業は0・7%増の48万4千円と増えた。サービス業は2・3%減の51万8千円、運輸業は1・6%減の37万4千円。

 企業規模別では大企業が4・6%減の65万7千円、中小企業が0・1%減の40万3千円だった。平均支給月数は昨冬実績を0・02カ月下回る1・65カ月だった。支給月数が昨冬より「増えた」という企業の割合から「減った」という企業の割合を引いた「DI」は、6年連続でプラスを維持した。

 調査は10月末~11月末、459社を対象に実施。支給額は135社が回答した。

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