新上五島町宿ノ浦郷の長崎県立中五島高(中山淳校長)の生徒らが、規格外の五島うどんを粉にして、原料に活用した焼き菓子「ごとうのコロちゃん」を考案した。同町浦桑郷の洋菓子店「菓子の木」で製造、販売している。
開発したのは、パソコンの技術習得や地域おこし活動に取り組んでいる情報部の部員8人。五島の特産物を生かした新たなスイーツができないかと、今年4月から試作を重ねた。町内の製麺所で出た規格外の五島うどんを粉にして提供してもらい、砂糖とバターを混ぜ焼き上げた。
うどんの粉に含まれる塩味が甘みを引き立たせているのが特徴という。直径約3センチで、一口で食べられる大きさを意識したという。12個入り324円。町内で開かれるイベントで生徒が販売することもある。3年の橋口麻衣さん(18)は「島をPRする新たな名物になってほしい」と話した。
「ごとうのコロちゃん」 五島うどん使って焼き菓子
- Published
- 2018/12/28 00:05 (JST)
- Updated
- 2018/12/29 00:06 (JST)
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