水ぼうそう患者数増加 神奈川県が注意報

 県は27日、水痘(すいとう)(水ぼうそう)の患者報告数が増加傾向にあるとして注意報を発令した。

 県によると、17~23日の週で、県内の定点医療機関当たりの患者報告数が1・13人となり、注意報の基準値(1・0人)を超えた。9月に国の基準値が変更され、注意報が4・0人から1・0人、警報が7・0人から2・0人となった。

 水ぼうそうは、水痘帯状疱疹(ほうしん)ウイルスによって引き起こされる感染症。症状は、38度程度の発熱や水疱(すいほう)が全身に出現するのが特徴だ。9歳以下の小児の感染が多いが、成人が感染すると重症化するリスクが高いという。

 県健康危機管理課は「感染予防にはワクチン接種が有効」としている。

神奈川県庁

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