【平成の長崎】内村航平選手に県民栄誉賞授与 平成23(2011)年

 体操ニッポン男子のエース、内村航平選手(22)=コナミ、諫早中出身=に21日、県民栄誉賞が贈られた。県庁で開かれた授与式で「来年のロンドン五輪、まだまだ先の体操人生を頑張っていきたい」とさらなる飛躍を誓った。
 内村選手は10月の世界選手権で史上初となる男子個人総合3連覇を達成。その実績が評価され今月15日、来夏のロンドン五輪代表に選出され、2008年の北京五輪に続く2度目の代表入りを決めた。
 授与式には、諫早市内で体操教室を営む内村選手の両親や祖母、コナミの森泉貴博コーチ、宮本明雄諫早市長、県体操協会関係者らが同席。中村法道知事が賞状を手渡して「輝かしい功績は県民に希望と活力を与えた。ロンドン五輪でも活躍し、夢と感動を与えてほしい」と祝福し、内村選手は「このような素晴らしい賞をいただき、ありがたい気持ちでいっぱいです」と謝辞を述べた。
 県庁には多くの職員やファンが詰め掛け、会場へ向かう内村選手に「おめでとう」「ありがとう」と激励の言葉や拍手を送った。
(平成23年12月22日付長崎新聞より)
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中村法道知事(右)から県民栄誉賞を授与される内村航平選手=県庁

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