ジャパネット スタジアム建設 大型多機能複合施設に

 通販大手のジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)は28日、長崎市の三菱重工長崎造船所幸町工場跡地のサッカー専用スタジアム建設計画で、周辺に整備するホテルなどを「大型多機能複合施設」として一体化させる構想を明らかにした。「浦上川に停泊するクルーズ船」をイメージしているという。

 周辺にはホテルのほか、マンションやオフィス、商業施設などを計画。当初は別々の建物とするイメージ図を公表していた。

 隣接する複合施設からは、スタジアムを間近に観戦できるよう設計。より臨場感を味わえる場所を目指す。建物の階数や施設内の配置など、具体的には今後検討する。500億円超とする総工費に変更はない。

 幸町工場跡地の事業を「長崎スタジアムシティプロジェクト」と命名した。同社は「複合施設にすることで、サービスやホスピタリティの面で一体感が出る。幅広い世代の人が楽しめる場所にしたい」としている。

サッカー専用スタジアムに隣接した大型多機能複合施設のイメージ。今後、変更する可能性があるという(ジャパネットホールディングス提供)

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