星崎市議が出馬表明、現職の政治姿勢批判 南足柄市長選

 任期満了に伴う神奈川県の南足柄市長選(2019年4月14日告示、同21日投開票)に、同市議で会社員の星崎健次氏(45)が28日、無所属で立候補すると表明した。

 会見した星崎氏は、小田原市との合併問題について「現職市長が市自治基本条例を軽視し、合併論議に終止符を打ったことは残念。住民投票で市民の意見を適切に反映させなかった」と批判。「内向きな市政運営と失った近隣市町との信頼関係を変え、新たな風を吹かせたい」と意欲を見せた。子育てや教育の充実、働く場所の確保に取り組むことも強調した。

 星崎氏は、県立山北高校卒。1991年に富士フイルム入社。あしがら青年会議所理事長などを歴任。2007年の市議選で初当選し、現在3期目。

 市長選には、現職の加藤修平氏(69)が市議会12月定例会で3選出馬を表明している。

星崎健次氏

© 株式会社神奈川新聞社