【平成の長崎】素振りは思い切り 平成21(2009)年

 古里の長崎県佐世保市で自主トレーニング中の米大リーグ、マリナーズの城島健司選手らによる野球教室が1月17日、佐世保市椎木町の佐世保野球場であった。

 佐世保軟式野球連盟などが主催し今年で6回目。連盟登録の市内の中学21校の野球部代表ら計73人が参加。城島選手とトレーニング中の横浜ベイスターズの寺原隼人選手らプロ6人も指導に当たった。

 城島選手は「ボールをよく見るのが一番大事。素振りはとにかく思い切り振ること。1日10回から始めて、徐々に増やして」と、打撃や練習のポイントを指導。1人ずつトスバッティングをさせ、「背筋を伸ばして」「振り出すときにバットを下げないように」などとアドバイスしたり「問題ない」と褒めた。

 市立小佐々中2年の吉永亮太郎君(14)は「自分の悪いところをすぐに見極めてすごいと思った。打てる気がする。きょうから素振りを頑張りたい」と話した。
(平成21年1月18日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

真剣な表情で打撃指導する城島選手=佐世保野球場

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