審査対象か判断へ 取り消し効力停止、きょう第2回係争処理委

 【東京】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設計画をめぐり、辺野古埋め立て承認取り消しの効力を停止した石井啓一国土交通相の決定の適否を審査する第三者機関の国地方係争処理委員会は4日、第2回会合を総務省で開催する。翁長雄志知事と国交相から文書で意見聴取した内容を検討し、審査対象にするかを判断するとみられる。 係争処理委は11月13日に第1回会合を開いた。その場では審査対象にするかを決めず、意見聴取して検討するため同月17日に知事と国交相に質問書を送った。4日の会合では知事と国交相が提出した文書から、国交相の決定が「国の関与」として認められ、審査対象になるかが焦点となる。

 石井国交相は10月、行政不服審査法に基づく防衛省沖縄防衛局の申し立てを受け効力停止を決定した。翁長知事は11月2日、決定は違法だとして係争処理委に審査を申し出た。係争処理委は来年1月31日までに結論を出す。

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