多世代交流の拠点に うみかぜテラス、5日開設 茅ケ崎

 茅ケ崎市中海岸の茅ケ崎公園体験学習センター「うみかぜテラス」が来年1月5日、オープンする。老朽化した海岸青少年会館と福祉会館に代わる施設として、市が約14億円を投じて建設した。子どもから高齢者まで、多世代が交流できる拠点を目指す。

 うみかぜテラスは地下1階、地上2階建て延べ床面積約3300平方メートル。式典や運動などに使える二つの多目的室のほか、集会室、調理室、美術工作室、スタジオ音楽室を備えてさまざまな遊びや体験ができる。利用希望者は事前登録し、公共施設予約システムで申し込む。

 テラス前にある人工芝の広場は開放され、スポーツや地域交流にも利用できる。あらゆる世代が使いやすいようにバリアフリーを基本としている。屋上と2階部分は津波発生時の一時待避場所となり、約千人を収容する。

 同公園内の海岸青少年会館と近くの福祉会館はともに老朽化と耐震性に問題があり、年内に閉館。両施設を統合する形で、移転したテニスコートの跡地に建設していた。

 開館時間は午前9時~午後9時。問い合わせは、うみかぜテラス電話0467(85)0942。

周囲の松林と調和する形で建設された茅ケ崎公園体験学習センター「うみかぜテラス」 =茅ケ崎市中海岸

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