昨年ワールドカップの成功に沸いた日本サッカー界であるが、今年は1月から忙しい。
日本代表は5日に開幕するアジアカップを控え、今夏にはコパ・アメリカへの参戦も予定されている。またユースはU-20・U-17ワールドカップ、女子もワールドカップ出場など国際大会が目白押しだ。
そんな一年で「もっとも期待したい選手」は誰だろうか?Qolyに寄稿している方々に挙げてもらった。
南野 拓実(レッドブル・ザルツブルク)
今や日本代表の攻撃の中心であり、2019年を「年男」として迎える南野拓実に注目したい。
今シーズンのザルツブルクではリーグ戦でもELでも主力としてプレー。特にELでは第4節のローゼンボリ戦でハットトリックを達成するなど、グループステージ6戦全勝の快挙にも貢献。その中で鍛えられたフィジカルの強さが代表での活躍にも還元されていると言えるだろう。
森保ジャパンでも初戦のコスタリカ戦から3試合連続ゴールをマーク。年明け早々に開幕するアジアカップでもゴールの量産に期待がかかる。(一条のりお)
冨安 健洋(シント=トロイデン)
初の海外挑戦となったベルギーで高い評価を受け、今季前半戦を終えて「市場価値」はDFでリーグトップに立った。
気は早いかもしれないが、まだ20歳である冨安なら少なくとも10年間は日本代表のセンターバックとして計算できることになる。これは日本のディフェンス人材難を考えれば喜ばしいことであろう。
ステップアップのテンポを考えればもはやこれ以上ベルギーにいる必要はない。今年はアジアカップ、そしてどこへプレーの舞台を移すのかとても興味深い選手である。(山本一人)
古橋 亨梧(ヴィッセル神戸)
シント=トロイデンで研鑽を積む冨安は、日本に久しぶりに現れたチームを引っ張っていけるセンターバックといっていいだろう。
日本代表で絶対的な存在となっている吉田麻也はすでに30代に突入しており、未来を見据えると“新たな核”がほしいところだった日本代表に颯爽と現れた。
選手としての実力はもちろん、リーダーシップも発揮できる。各国の選手たちとしのぎを削れるベルギーリーグでは、支配的で安定したパフォーマンスを見せており、よりハイレベルのリーグへの移籍も期待されている。
今年の日本代表はアジアカップ、コパ・アメリカを控えている。この一年で彼の真価を見ることができるのではないだろうか。(越堂一)